「バットマンビギンズ」
ゴッサムシティの名士であるウェイン家の一人息子として生まれ、なに不自由なく育ったブルース。
穏やかに見えた日常は突然現れた物取りの銃撃によって両親を殺され、脆くも崩れ去った。
悪人を憎み、悪人を抹殺しようと考えたブルースは、悪人の心理を理解しようと自ら悪人になり刑務所へ。
そこでデュカードと名乗る男が接触、「君が求めているもの、それは我々の元にくればきっと見つかるだろう」といい、ブルースをチベットに来いという。
そこでブルースを待ち受けていたのはラーズ・アル・グール率いる「影の同盟」と名乗る集団だった・・・
てことで見てまいりました「バットマンビギンズ」
影の同盟で己を鍛えゴッサムと舞い戻り、いかにしてブルースはバットマンになるのか?
という、シリーズの原点を描いた作品。
バットマン(ブルース・ウェイン)役のクリスチャンベール曰く「この作品を撮るにあたって、過去の作品はまったく参考にしていない」と言うだけあって、今まで作られたバットマン作品とは一線を画している。
まず「怪人」が出てこない。
バットマンといえば宿敵「ジョーカー」を始め様々な怪人が敵役として出てくるのだが、今回はあくまで
敵は人間、真なる悪であるという点。
そしてバットマンの描き方も非常に人間臭く、あくまで彼はスーパーマンのようにスーパーパワーを持った
超人ではないという点。
もちろん、今までのシリーズにあったような「ユーモア」もナリを潜め、全体的にトーンは暗め。
ここまで書くと「それはバットマンじゃないんじゃ?」と思われるかもだが、後半からはバットマンの真骨頂
ハイテク機器が目白押しで見ていて飽きない。
バットマンカー、すげえカッコイイです、今回!
そして俺的に気になっていた「渡辺健」の出番ですが、かなり重要ラーズ・アル・グール役で
やっぱりシブいです。ただ出番は非常に少ないですが・・・
あとは・・・やっぱり忍者なんだ・・・とかw
ダメ出し出来るような所はあまりないし、アクションも豊富ですので、バットマン好きアメコミヒーロー好きな人は是非劇場で見ていただきたい作品。